会社、辞めてみた ~なんとなく無職生活へ~

ぬるっと会社を辞めちゃった人の生活の記録です。

退職後の手続きに苦戦した話

会社を辞めた後に必ずしなきゃいけないのが役所での手続き。

会社を辞めて多くのタスク・義務から解放された新人ムショカーの、

唯一と言ってもいい

  ”しなければならないこと”

です。

 

この手続きはいわば無職になるための総仕上げ的なものであり、

これらの手続きが完了して初めて、”ちゃんとした無職” になります。

  

しかし、今まで家族や会社にこの辺の手続きを全てしてもらってきた私にとっては

これが退職にあたっての大きなハードルでもありました。

 

だいぶ前の話になりますが、

私がどのようにこの退職後の各種手続きを進めたか、

ということを書いていきたいと思います。

 

  

 

 

1.退職の気持ちが芽生えた頃にしたこと

 冒頭にも書いた通り、私は税や社会保険等、役所関連の知識がほぼない状態でした。

 ただ、幸いにも”退職した場合には何らかの手続きが必要になる”くらいのことは

 知っていたので、会社を辞めたい気持ちが出てきたころから少しずつ

 ゆくゆく必要になるだろう手続きを調べるようになりました。

 調べるといっても「退職 手続き」と検索して出てくる解説サイトを見るだけ。

 大変便利な世の中になったものです。

 

 そしていくつかのサイトを巡回している中で、

  ・年金、健康保険、雇用保険の手続きが必要になる

  ・年金、健康保険、雇用保険の概要がわかった

  ・雇用保険=失業保険。自己都合でも一定期間賃金の何割かの給付金が貰える。

 というような、ごく一般的なレベルのことを大体理解することが出来ました。

 

 もちろんまだざっくりとしかわかっていない状態ですが、とりあえずは

  ”会社を辞めて、めちゃくちゃめんどくさいことになったりしない”

 ことがわかっただけで安心して満足し、調査を終えました。

  

2.いよいよ本当に辞めたくなって来た頃にしたこと

 それからしばらく時間が経ち、

  「そろそろ本当に会社辞めようかなぁ」

 と、退職の意思が徐々に強くなってきました。

 退職を具体的に意識し始めると、

  ”今の貯蓄でどの程度無職生活をできるんだろう”

  ”どのタイミングで辞めたら(金銭的に)有利なんだろう”

 ということがだんだん気になってきました。

 そこで、手続きについて今度は金銭的な視点も含めて、

 もう少し深く調べてみることにしました。

  

 そしてその結果、

  ①健康保険は、組合保険の継続ができる。

   国民健康保険と保険料の安い方を選ぶことが可能。

  ②失業保険は、自己都合による退職であったとしても

   一定の条件を満たせば会社都合と同じ給付が受けられる。

  ③年金には免除の制度がある

 ということがわかりました。

 

 まず①については保険料の単純比較で安い方でいいやと思ったので、

 とりあえず当時の給与明細の控除欄に書かれている保険料をベースに

 考えることにしました。

  (後にこれが間違いと気づくことになります・・・)

 

 ③については、免除を受けられる条件を見てみると

 基本的には本当に生活に困窮した人のための制度であると私は感じました。

 幸い、私は退職後も当面の生活はできそうな貯蓄があったので、

 ひとまずこの制度の利用は検討から外すことにしました。

  

 そして一番入念に調べたのは②です。

 ②を簡単に説明すると、

 仮に退職理由が自己都合であっても

  ”実質辞めざるを得ない状況だったら、会社都合として扱う”

 という仕組みです。

 条件はいくつもあるので詳細は割愛しますが、

 自分の状況で一番現実的だったのが、残業時間に関する条件。

  ”退職直前6か月間の中で3か月連続で月45時間以上の残業をした”

 という条件です。

 

 もちろん自己都合退職の場合よりも会社都合退職の場合の方が

 失業保険の給付は手厚い内容になっています。

 

 私は過去にこの条件を(余裕で)満たすような残業をしていた頃もあり、

 今後も同じような残業をすることになる可能性もあったので、

 もしこの条件を満たせれば金銭的なメリットがかなり大きいな、と感じました。

 

 とはいえ、無理やり条件を達成する(=あえて残業する)ようなことは

 失業保険の趣旨からも逸れるし、なにより良心的に嫌でした。

 なので、ちょうど仕事が忙しくなって残業が増え、

 自然と条件を満たしたタイミングで会社を辞めよう、と考えていました。

 

 しかし、そんな中行われたのが労働基準法の改正です。

 月に45時間を超える残業が原則禁止されることになり、

 この改正により会社側もかなり残業に敏感に。

 今までは

   「定時に帰っているのは暇なヤツ」

 というレッテルを張っていた会社の風潮が一転、

   「残業するんじゃねえ」

 という今風スタイル?に早変わり。

  

 法令遵守をする会社であることに安心感を覚えつつも

 この状況だと、

  ・あえて仕事を抱え込み残業せざるを得ない状況を作るか、

  ・会社指示を無視して無駄な残業を決め込むか、

 くらいしないと例の条件を達成するのは難しそうだと感じました。

 

 ただどの方法を採るにしても、条件意識して残業をすることに変わりありません。

 なのでこの時点で、自分にとっての”有利なタイミング”を狙うのは諦めました。

 そして、自分の携わっていた仕事が落ち着く予定が1年後くらいだったので、

 そのタイミングで会社を辞めようかな、と考え直しました。

 

 ちなみに、この仕事は規模も大きく内容も難しめなものだったので、

 終わる時期が遅れることはあっても早まることはないだろうと

 のんびり構えていました。

 (仕事自体は別にのんびりできませんでしたが!笑)

 

 ところが数か月後に予想外の事態が発生し、

 なんとさらにその数か月後にその仕事自体が終わること。

 これには関係者全員びっくらこいて、だいぶ大騒ぎしました。

 私も「会社コワイ・・・」と改めて社会の厳しさを痛感し、

 怯えたのを覚えています。(笑)

 

 とにもかくにも数か月後には自分の仕事が区切りを迎えることになりました。

 想定よりもずいぶん早いタイミングでしたが、

  「これもきっと何かの縁!」

  「きっと”今辞めよ”という何らかの思し召しだ!」

 と勝手に解釈。

 その区切りに合わせる形で退職することとしました。

  

3.辞めた直後にしたこと

 そんなこんなで会社を退職して、初の無職生活に突入です。

 退職直前に会社から一通りの説明もあったので、手続き自体について、

 以前よりも具体的なイメージができていました。

 ただ

  国民健康保険にするか組合保険を継続するか

  ②失業保険を申請するかしないか

  ③任意保険(生保、損保など)を継続するか、変更するか、解約するか

 というような、”決めなければいけないこと”を一切決められていない状態。

 

 というかそもそもそれ以前に、

   国民健康保険にするか組合保険を継続するか

     →そういや保険料の計算方法ってどうやるんだ?

   ②失業保険を申請するかしないか

     →そういやしばらく就職するつもりないけど申請したところで通るか?

   ③任意保険(生保、損保など)を継続するか、変更するか、解約するか

     →そういやどんな保険に入ってたっけ?

 という、決めるための前提となる情報すら把握していない状態でした。

  

 幸い、今は会社は辞めて時間があります。

 ゆっくり調べる時間も、じっくり考える時間もあります。

 すぐに着手すればそう問題になるような状況ではありません。

 

 でも、実は問題になる要因がありました。 

 それは、

  ・試験勉強は前日から

  ・夏休みの宿題着手は始業式後

  ・願書は基本締切日滑り込み

 というくらいの根っからの”後回し癖”が、私にあることです。

 おケツに火がつかないと、やる気が起きないタイプなんです。

 時間がいくらあったって関係ありません。

 

 4月に入っても相変わらず細かい下調べを後回しにし続けます。

 

 気づけば1週間が経過。

 退職後14日以内、という年金の手続き期限も迫ってきています。

 

 そんな状況でも私は相変わらず、自由な時間を浪費する生活をしていましたが、

 ある日悠々とベッドに寝転がってスマホゲーをしている時に

 

  「もしかして、取り寄せが必要な書類があったら間に合わないのでは?」

 

 ということに気が付きました。

 

 よく考えれば、いやよく考えなくてもアタリマエのことです。

 会社員時代の仕事ぶりが疑われますね。

 

 そしてやっと見落としに気づけた私のおケツには、無事に火が灯ります。

 私は慌ててPCに向かい、汗をかきつつ調べ始めました。

 

  実はそれまでにも何度か調べてみようとしたことがありましたが、

 調べ始めてすぐに

  「文字読むのメンドクサーイ」

 となってすぐに調べるのをやめる、という繰り返しでした。

 数日前までは仕事で膨大な文字を読みまくっていたのにもかかわらず、

 辞めたとたんにこの体たらくです。 

 

 ただ、追い込まれたときの爆発力もすごいものですね。

 文字を読むのが面倒に感じるどころか、

 ものの1日もかからない内に大体の情報を集めることが出来ました。

 会社員時代でもナカナカ発揮されなかった集中力です。

  

 4.手続について悩んだ話

 さて、ようやく大体の情報を集めることができて検討の開始です。 

 ①国民健康保険にするか組合保険を継続するか

 私のいた会社では健康保険組合があり、会社員時代はそちらに加入していました。

 いくつか条件はありますが、継続手続きをすれば退職後も2年間、

 この組合保険に継続して加入し続けることができます。

 もし継続しない場合は、国民健康保険(以下国保)への加入手続きが必要です。

 

 両者の保険の内容に違いはないと思っていましたので、

 この時点では単純に保険料の安い方にしようと考えていました。

 

 国保も組合保険も保険料算出方法は調べてありましたが、この時はまだ、

 組合保険の保険料が給与明細の控除欄の額と同じになるものだと思っていたので、

 まずは国保の保険料を計算してみました。

 そうすると圧倒的に組合保険が安いことがわかり(当たり前です)

  「これなら組合保険一択だー!」

 と悩むことなく決められそうでほっとしました。

 ただ念のため、組合保険の方も一応確認しておこうと計算してみました。

 

 すると、国保よりもやや高い結果に。(当たり前です)

  「あれ・・・?そんなはずは・・・」

 と思いながら、両者の保険料を何度も計算し直してみますが、結果は変わりません。

 

 そうやって何度も計算しているうちに、

  「保険料は会社が負担してる部分もあるから、実際はこの額じゃないからね」

 と、退職時の説明の時に会社の担当者が言っていたことを思い出しました。

 完全に忘れていたわけではないのですが、当時それを聞いていた時は

  「といっても2,3割程度だろ?」

 と勝手に推測をしてあまり気に留めていませんでした。

 

 改めてちゃんと調べてみると、すぐに見つかりました。

 あぁ、会社は半分も負担してくれていたのね。

 会社のありがたみを改めて感じたひと時になりました。

 

 さてとんだ勘違いもあって、結局違いは月数百円程度。

 これくらいの差しかないと単純に金額の比較だけではなく、

 内容がいい方を採りたい気持ちが出てきます。

 

 ただあまり悩まず決めたかったので、内心は

  「国保の方が少しだけでも充実していてくれ」

 と思ってました。

 

 まぁ大体こういう時の願いは通らないものですね。

 自社関連の従業員向けとあって、組合保険の方が少しだけ内容は充実していました。

 

 となると、最終的には

  ・ちょっと安い国民健康保険

  ・ちょっと手厚い組合保険

 の”ちょっと差”勝負となります。

 

 もうどっちをとっても大差ないからどっちでもいいじゃん、と思うんですが

 私はこういう選択をするのが本当に苦手なんです。

 

 つい色々と考えてすぎて、堂々巡りの思考になってしまいます。

 

 今回も「あーでもないこーでもない」と散々時間をかけて考えた結果、

 最終的には金額を採り、国民健康保険にすることにしました。

 

 ただこの決定も確固たる意志を持って決めたわけじゃありません。

 決定を覆すかどうか、役所に向かうために家を出る瞬間まで

 意識の中にくすぶりつづけました(笑) 

 ②失業保険を申請するかしないか

  失業保険についてはちょっと悩んだ部分もありましたが、

 意外とあっさり決まりました。

 というのも、受給できる期間が退職後1年間、と余裕があることを知って

 私の得意の

   「とりあえず後で考えよう」

 を炸裂させたからです。

 

 当面の生活費はあったことと、再就職するつもりもなかったことも理由です。

 中には失業保険受給のために表面的な求職活動をする人もいるみたいですが、

 私にはそんな器用なことは到底できなさそうだったので、

 素直に就活し始めるころに申請を検討することにしました。 

 ③任意保険(生保、損保など)を継続するか、変更するか、解約するか

 これはどちらかというと自分が今どんな保険に入っているかを把握する方が大変で、

 今後どうするかを考えるのはそこまで悩みませんでした。

 

 保険料を減らすために削ってもいいかなぁと考えもしたんですが、

 保険料の額が大したことないことなかったので、結局

  「保険料きつかったら後で解約すればいいか」

 と例のヤツを発動させておしまいになりました(笑) 

 ④年金について

  私は無職になるので、厚生年金から国民年金に切り替わることは確定です。

  なので、正直年金ついてはほぼ決めることがないと思ってましたが、

  実際に調べてみると、2点、決めるものがありました。

 

  ■まとめ納付の割引を使うかどうか

   これは、簡単に言うと「事前おまとめ払い割引」の制度です。

   まとめて払う期間が多ければ多いほど割引率が大きくなります。

   これは長期間国民年金の被保険者となることが確定しているような、

   例えば自営業の人にはとても有用なものかと思います。

   金銭負担が軽くなるので私も利用しようか悩みましたが、

    ・無職期間を明確に決めていない(し、あまり考えたくない)

    ・割引額は1か月あたり数十円~数百円程度と低額

   ということを理由に、割引制度を利用せず単月で支払うことにしました。

   ■保険料の納付方法をどうするか

    納付方法として用意されていたのは、

     振込・口座振替・クレジットカード払い

    の3つです。

    口座振替とクレジットカード払いは払い忘れが回避できるということもあり、

    案内文には推奨の方法として紹介されていました。

    ただ、その時私は支払いのタイミングは自分でコントロールしたいと

    考えていましたので、例え多少手間がかかるのを承知で振込を選択しました。

   

 さて、決めるべきことについてはこれで一通り完了です。

 こう書いてみるとまるでスムーズに決めているようにも感じるかと思いますが、

 実際はかなーりウジウジ考えており、かなーり時間と精神力が持っていかれました。

 4月前半は退職の解放感があるはずなのに、

 なぜかどんよりした気分のイメージがあるのは決してコロナ禍だけが理由ではなく、

 このせいもあるのかな、と思いました。

 

5.役所へ手続に行った話

 なんだかんだ長かった役所手続もこの日で終わりです。

 予め準備した書類を携え、役所に向かいました。

 

 向かったのはコロナ禍真っただ中の4月中旬。

 役所へは電車を使う必要があります。

  「この状況で電車乗るのか・・・ダイジョブか・・・」

 と内心こわごわしながら、最終出勤日以来の電車です。

 乗ってみるとほとんど乗客はおらずスッカスカの状態。(当然か)

 窓も開いて寒いくらいの車内環境に、ほっと一安心です。

 

 そして駅に到着。

 普段は人がごった返してかなり賑わいのある場所なんですが、

 この時ばかりはやはり閑散としていました。

 でもこのいつもと違う街の雰囲気に、

 なんというか、子供の時に台風や雷に遭遇した時のような、

 不安の入り混じったワクワク感のようなものを感じました。

 不謹慎なことかもしれませんが、このある種の異世界感が、

 自粛生活で家に閉じこもっていた身には前向きな刺激になったようです。

 

 さて、非日常感を肌に感じつつ役所へ歩を進め、

 「この調子なら役所も空いていそうだなぁ」と思いながらのんきに役所へ入場。

 

 しかし、中に入ってみると人がたくさんいます。

 やや密です。

 病院の待合室くらいの密です。

 急激に警戒心が高まり、思わず自分の顔面のマスクの設置状況を整えます。

 社会保険系の窓口は少し奥まったところにあるようでした。

 緊迫感を携えたまま、慎重に先に進んでいきました。

 

 目的の窓口に到着すると、こちらの待ちはゼロ。

 混んでいたのは一部の窓口だけだったようです。

 「ラッキー!」と思いながら職員の方に用件を伝えます。

 

 今回の手続きは年金と健康保険の2つです。

 それぞれ窓口が分かれており、担当者も別のようでした。

 当然別々に受付して手続きもするものだと思い、最初は年金の窓口へ。

   「この間に健康保険の方が混み始めたら嫌だなぁ・・・」

 と思いながら、担当の職員の方から渡された書類に記入を進めます。

 記入しながら不明な部分を聞くと

  「ここはこう書いてください」

  「これはこちらで補完できるところなので大丈夫ですよ」

 という感じでとても丁寧に答えてくれつつも、てきぱきと手続きを進めてくれます。

 そして一通りの手続きが終わると

  「健保も手続きしますよね?このまま回しましょうか?」

 とのこと。

 予想外の嬉しい提案に即YESの旨を食い気味に伝えると、

 書類を含め健康保険担当の職員の方に取り次いでもらえました。

 

 このスムーズな連携と職員の方の滞りない手続きぶりのおかげで、

 年金窓口の受付から手続き完了までのやりとりがほんの数分で完了しました。

 取り次いでくれたのは他に待っている人がいなかったからだとは思いますが、

 同じことを書いたり説明し直したりせずに済んで大変助かりました。

 

 4月中旬というタイミングなので年度始まりの対応も集中しているし、

 特に今年はコロナ対応が重なっていつになく忙しい中だったと思いますが、

 質問にも丁寧答え、かつとてもスピーディに手続きを進めてくれたことに、

 大変なプロフェッショナリズムを感じました。

 

 手続きを終えて無事に ”ちゃんとした無職” になることができた私は、

 調べたり悩んだり大変だった手続きミッション完了の達成感よりも

  「役所の人スゲエ!!」

 という感動に胸を熱くさせながら、静かに帰路に就くのでした。

 

6.おわりに

 私の退職後の手続きは、こんな感じでした。

 自分で書きながら

  「なんでこんなにモタモタウジウジしていたんだろ?」

 と思います。(笑)

 

 でも今考えると、自分でも気づいていないような精神的な疲れがたまっていて、

 当時の私は色々調べたり考えたりする気力が不足していたのかもしれません。

  「何となく会社辞めちゃった☆」

 と思っていた私ですらこんな感じなので、

 本当につらい思いをして退職される方にとって、

 この手続きのハードルはかなり高いものと思います。

 そんな方の負担が少しでも軽くなるよう、

 そのうち必要な手続きを解説する記事も書きたいと思っています。

 

 長い記事になってしまいましたが、ここまでお読み頂きありがとうございました!